霞が関から見た永田町

霞が関と永田町に関係する情報を、霞が関の視点で収集して発信しています。

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2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

国会の審議にあらためて目を向けよう ―枝野代表の最長演説をきっかけに―

枝野代表による最長の演説 七つの不信任理由 国会の審議に目を向ける 枝野代表による最長の演説 7月22日、国会は閉会した。その最終盤の7月20日、立憲民主党をはじめとする野党が内閣不信任決議案を提出し、立憲民主党の枝野幸男代表が趣旨説明を行った。 こ…

外国人労働者受け入れ・移民政策の議論は積極的に

増加の一途をたどる在留外国人 その場限りの労働者確保という視点しかない「骨太方針」 大胆に移民を受け入れてきたオーストラリア、カナダ 難しい課題だが抜本的な議論は避けて通れない 増加の一途をたどる在留外国人 アメリカのトランプ大統領をはじめ、欧…

大臣に都合の悪い情報は迅速に共有されている ―野田総務大臣への情報漏洩から分かること―

野田大臣の情報公開請求漏洩問題が発覚 金融庁による情報公開請求の漏洩 情報公開制度を所管するのは総務省 大臣に関わる「不都合な」情報の共有 野田大臣の情報公開請求漏洩問題が発覚 自民党総裁選への出馬も取り沙汰されていた野田聖子総務大臣。情報公開…

組織防衛で官僚は出世する

7月は霞ヶ関の人事異動の時期 改竄の責任を問われた岡本氏が事務次官に 国税庁長官には藤井氏 結局、財務省の「順当な」人事に戻った 7月は霞ヶ関の人事異動の時期 17日付けで、財務省の広報室長に城田郁子氏が就任した。このポストに女性が起用されるのは初…

IR整備法案の付帯決議で実を取った国民民主党

IR整備法案の成立 付帯決議に国民民主党が賛成 国民民主党は実を取った IR整備法案の成立 20日、IR整備法案が成立した。2016年成立のIR推進法を受けて、実際に開設されるカジノについて詳細に定めたのが今回のIR整備法案である。これにより、日本でのカジノ…

地方議員も推薦人要件にルール変更した国民民主党の代表選、永田町の論理を壊す一里塚になるだろう

過去には推薦人を集められず立候補断念も 国会議員と同数の地方議員を求める大胆なルール変更 玉木候補の推薦人になる10人の地方議員は誰か 災い転じて福となせるか メディア的な盛り上がりはないが、9月4日、国民民主党の代表選が行われる。視聴率主義の国…

世界標準化・プラットフォーム競争にどう臨むか

アマゾンで注文した商品が職場に届く光景が当たり前に “雇用喪失”などの破壊力も半端ではない 世界標準化・プラットフォーム競争から立ち遅れる日本 小売りから宇宙ビジネスまで進出するアマゾン 「世界水準の最先端技術立国」に向けて アマゾンで注文した商…

古屋圭司衆議院議員の消えたパーティー券収入はどこへ?

古屋議員によるパーティー券収入過少申告の疑い 何が行われていたのか 「券は売って費用は最低限」が政治資金パーティーの成功の秘訣 裏金作りにつながりかねない政治資金パーティー 古屋議員によるパーティー券収入過少申告の疑い 17日、朝日新聞が自民党の…

常態化する夏の猛暑、日本にサマータイム制の導入を本格検討を

生産性向上の視点からのサマータイム GHQは日本にサマータイムを導入していた 夏のビジネスシーンを変えたクールビズ 梅雨が明けたかと思えば、連日の猛暑だ。40度近い気温を示す都市が相次ぐ、というのはどう考えても尋常ではない。 16日、最も暑かったのは…

遠のく参議院の1票の格差是正

参院定数6増案、参院通過 会期末へ向けた拙速な審議 抜本的な1票の格差是正策からは遠い 思えば、「定数削減」から始まった安倍内閣 参院定数6増案、参院通過 11日、参議院の議員定数を6増する法案が参議院を通過した。 この法案が自民党の党利党略を優先す…

平成史上最悪の被害、「平成30年7月豪雨」、初動が遅すぎた安倍政権

気象庁が鳴らし続けた警報 政権の緩みと言われても仕方ないツィートが・・・ 与野党超えて災害への対応を 13府県で死者130人、行方不明者74人、心肺停止が3人と、台風7号の九州接近に伴う豪雨は数多くの被害者を生んだ。死者が100人を超えた豪雨災害は「昭和…

北方領土隣接地域の振興等は主権を守ることが大前提

北方領土問題の解決等に関する議員立法2本が審議される 慎重の上にも慎重を重ね審査を行った国民民主党 委員長提案だが、政府に注文をつける決議がついた 月並みの表現だが、北方領土返還交渉は毅然たる態度で粘り強く 北方領土問題の解決等に関する議員立…

ふるさと納税をめぐる総務省の勘違い

昨年から既に総務省は勘違いをしていた 通知に従わない自治体名を公開 自治体独自の取り組みが成功への道 昨年から既に総務省は勘違いをしていた 昨年、ふるさと納税の過熱する返礼品競争に総務省が「待った」をかけ、見直しの通知を出した。具体的には、ふ…

文科省、現役局長逮捕の衝撃

我が子の合格と引き換えに・・・ キャリア官僚の胸先三寸で決まる異様さ 三人の自殺者を出したノーパンしゃぶしゃぶ事件 内閣人事局の人事という重さ 衝撃が走った。文部科学省学術政策局長の佐野氏の逮捕である。現職職員の逮捕も異例なら、事前聴取もなく…

党利優先の自民公明両党の参議院選挙制度改革案

来年の参議院議員選挙へ向けて 自民党案は党利優先 公明党案も党利優先 国民民主党案は微調整を行う案 来年の参議院議員選挙へ向けて 来年夏、参議院議員選挙が予定されている。これに向けて、今国会での成立を目指して、各党が参議院議員選挙制度の改革案を…

気候変動対策、脱炭素化は地域主体での取り組みが中心

グリーンボンド発行に追い風 パリ協定での対応で遅れをとった日本 中央政府より地方自治体・地域企業の取り組みこそ重要 グリーンボンド発行に追い風 大きな記事ではないが、新聞の一面トップに『環境債発行最高6.6兆円--1~6月 債券全体では発行減--』(…

統一地方選挙を控え、最大の支持基盤「連合」はどこへ行く?

元々内部はバラバラの連合 衆議院議員と地方議員の近親憎悪 骨肉の争いが繰り広げられる神奈川県 統一地方選挙後に連合は解消、原点回帰か 来年春に控えている統一地方選挙。各党、着々と候補者の擁立を進めているところだが、やはり、なんと言っても注目は…

地方議員の年金復活、イエスかノーか

非常勤なのに厚生年金に加入できる厚遇 世界のスタンダードは・・・ 何もなり手不足は地方議員だけではない 「国民の理解が得られないまま進めれば、来年の統一地方選や参院選に影響が出かねない」。こんな理由で与党・自民党は地方議員年金の議員立法の提出…

野党提出の「航空保安法案」の成立を急げ

野党会派が「航空保安法」を提出 「911テロ」後、出入国・搭乗手続きは格段に厳しくなった 国際観光旅客税をとるのなら航空保安法案を通せ 裏方も含めた航空産業の人材確保への環境整備を 野党会派が「航空保安法」を提出 6月29日(金)、 国民民主党…

野党は首長選挙も手を抜いてはならない

首長選挙における与野党相乗りの頻出 自治体における政党の基盤づくり 野党は候補者発掘の努力を 元国会議員のリクルートも 首長選挙における与野党相乗りの頻出 6月24日投開票の滋賀県知事選挙では、三日月知事が2選を果たした。嘉田元知事の事実上の後継と…