霞が関から見た永田町

霞が関と永田町に関係する情報を、霞が関の視点で収集して発信しています。

MENU

国会

10月4日開会が予定される臨時国会の見どころ

10月4日に臨時国会召集 焦点は日米貿易協定の承認案 消費増税の影響も表れ始める 来年の通常国会にも向けて 10月4日に臨時国会召集 臨時国会が10月4日に召集される見通しだ。12月10日前後まで約二か月間の会期が予定されている。 www.jiji.com 会期中には、1…

戦後最長とはいえ実績には疑問符がつく安倍首相

安倍首相、在職日数戦後最長へ。 独りよがりな憲法改正論議は改めたほうがいい 国民・玉木代表の的を射たコメント 安倍首相、在職日数戦後最長へ。 いよいよ8月24日で安倍首相の通算在職日数が2799日となり首相在職日数は「戦後最長」となった。佐藤栄作元首…

与党の怠惰により低調だった本年国会 野党提出法案はまともに審議されず

法案成立数は減少、成立率は向上 野党提出法案はまともに審議されず 低調な国会の責任は与党に 法案成立数は減少、成立率は向上 26日、国会が閉幕した。 参議院議員選挙が控えていることから会期の延長も難しく、後半になると予算委員会が開かれないなど、全…

デジタルファースト法案衆院通過、行政手続きがネットで完結に

注目はワンスオンリー 地方自治体は努力義務 地方自治体の優勝劣敗が進む 5月10日、行政手続きを電子申請に原則統一するデジタルファースト法案が衆議院本会議で賛成多数で可決した。これより行政手続のデジタル化が進み、例えば、引っ越しや法人設立の際、…

塚田副大臣の忖度発言 地方統一選挙への影響は?

自民党・塚田一郎国土交通副大臣が、本州と九州を新たに結ぶ「下関北九州道路」(下北道路)の事業化調査をめぐり、安倍晋三首相と麻生太郎副総理の地元事業と紹介した上で、「国直轄の調査に引き上げた。忖度した。」と北九州市で行われた福岡知事選の自民…

予算案の衆議院通過日から見える与党の余裕のなさの表れ

予算案の衆院通過 予算案はいつ衆議院を通過してきたのか 与党の余裕のなさの表れ 予算案の衆院通過 平成31年度一般会計予算が衆議院を通過した。最終局面では、根本厚生労働大臣に対する不信任決議案を出すなど野党は抵抗も見せたが、数に勝る与党が押し切…

水道法改正、入管法改正成立に考える正しい野党のあり方とは。反対のための反対はデメリットでしかない。

気楽な野党 地方の課題がぎゅっと詰まった2法案 地方はもう水道すら維持できない 国民民主党に期待する理由 出入国管理法(入管法)改正に、水道法改正。2018年後半は、これからの日本を考える上で非常に重要な法案が改正された。改正プロセスにおける政権…

統計不正の疑念は昨年から存在していた

昨年は労働時間の偽装 昨年の大塚耕平議員の追及から 日本銀行も政府を疑っていた 誠意をもって対応しない安倍政権の体質 昨年は労働時間の偽装 昨年の今頃、国会では働き方改革関連法案をめぐって激しい議論が行われていた。特に、厚生労働省が示した労働時…

毎月勤労統計の不正問題は官僚組織の疲弊の表れか忖度の果てか

担当者は不正を認識していた 自らの仕事を確認しないのか 不正に気付かなかったのか・気付かないふりをしたのか 忖度への誘惑 担当者は不正を認識していた 毎月勤労統計の不正問題について、2013~15年当時の厚生労働省の担当課長が不正な抽出調査が行われて…

執筆記事から振り返る2018年、「アレもコレも全部、今年の出来事でした」

今年も不祥事の多い一年 ニュースが消費されない仕組みが必要 野党は情報発信を磨くべし 早いもので2018年も終わろうとしている。この一年間、執筆してきたコラムをざっと振り返ってみると、改めて、この1年に多くの事件、ニュースがあったことに驚く。 そこ…

安倍総理の外国訪問に振り回される国会

地球儀を俯瞰しても訪問回数自体は多くない 通常国会の開会を後ろ倒しに 計画的な外国訪問と国会の審議日程の調整を 地球儀を俯瞰しても訪問回数自体は多くない 地球儀を俯瞰する外交を標榜する安倍総理。政権に返り咲いて以降、積極的に諸外国を訪問してい…

野党は世論を喚起することでしか与党の横暴を止められない

野党の必死の抵抗 野党として出来ること 野党の必死の抵抗 臨時国会が閉会した。与野党対立法案であった入管法改正案については、与党が無理を重ねた国会運営の末、最後は深夜の参議院通過により成立した。 与党が成立を強く決意した法案の成立阻止は困難を…

与野党問わず国会議員に霞が関はデータを提供すべきである

法務省による理不尽な行為 不都合なデータが次々と 国会議員に対してデータを公表すべきである 法務省による理不尽な行為 外国人労働者の受け入れを拡大する入管法改正案の審議過程で、法務省による外国人技能実習生に対して昨年実施した聞き取り調査の結果…

誰がやってもお先真っ暗の水道事業、国会で見えなかった財源論

特段新しい手法ではないコンセッション方式 空港や道路はよくて、水道はダメ? 改正水道法のポイントは広域化ではないか バランス感覚を示した国民民主党 閉会を間近に控える国会で可決した「改正水道法」。端的にいえば、水道事業の民営化を可能にする法案…

2007年の臨時国会を思い返す

会期末を迎えようとする臨時国会 2007年の臨時国会 弛緩する与党の国会運営に対して 会期末を迎えようとする臨時国会 10月24日に始まった臨時国会も残す会期は僅か。12月10日の会期末へ向けて、与野党の攻防も激しさを増す。 臨時国会は2回の会期延長が可能…

衆参同日選はあるか?焦点はすでに通常国会へ

普通に戦っても議席維持は難しい自民党 解散風は吹き出せば止まらない 1月4日通常国会召集でカードを手にする安倍政権 入管管理法改正が議論されているものの、12月を迎え、季節は師走へ。永田町ににわかに流れ始めた来年の夏の衆参同日選挙の風。 振り返れ…

入管法改正、遅ればせながら対案を示した国民民主党を評価したい

旧態然とした野党に国民もしらけている カメラ目線の気持ち悪さ 国民民主党の「解決から対決」はいずれ支持を集めるだろう 有権者を信じることが第一歩 本臨臨時国会の大きな目玉である、入出国管理法改正。安倍首相の外遊日程と、会期延長をせずに法案を通…

【動画あり】2018年10月31日 参議院 本会議

10月31日、参議院にて本会議が行われた。 2018年10月31日 本会議 山口那津男 公明党 本会議 2018年10月31日 大塚耕平 国民民主党 本会議 2018年10月31日 山下芳生 共産党 本会議 2018年10月31日 片山虎之助 日本維新の会 本会議 2018年10月31日 牧山ひろえ …

【動画あり】2018年10月29日 衆議院 本会議

2018年10月29日、衆議院にて本会議が行われた。立憲民主党の枝野幸男代表、自民党の稲田朋美議員、国民民主党の玉木雄一郎代表が代表質問を行った。 2018年10月29日 本会議 枝野幸男 立憲民主党 本会議 2018年10月29日 稲田朋美 自民党 本会議 2018…

高市早苗議員、議院運営委員会委員長の任にあらず

高市議員の勇み足 議院運営委員会の委員長は「公平中立」 議院運営委員会委員長の任にあらず 高市議員の勇み足 臨時国会開会早々、安倍総理の所信表面演説の開始が遅れる一幕があった。 その原因を作ったのは、自民党の高市早苗衆議院議員。高市議員が委員長…

安易な外国人労働者受入策は再考を

外国人の新たな在留資格創設へ 野放図な外国人受け入れの道を開くのでは? 事実上の移民受入か? 外国人の新たな在留資格創設へ 政府は、今度の臨時国会に、外国人の新たな在留資格を設けるための法案の提出を予定している。具体的には、出入国管理法改正案…

1年前の安倍総理の空疎な発言を思い出そう

去年9月28日は衆議院解散の日 一年前、安倍総理が語っていたこと 国難も疑惑も一年で消えたのか 去年9月28日は衆議院解散の日 一年は早いもので、昨年の9月28日は、衆議院が解散された日。その前の25日には安倍総理が記者会見で解散することを表明し、その場…

硬直化する国家予算に政治はどう向き合うのか

予算概算要求が出揃う 自由に使える予算は少ない 「新しい」政策のための予算は少ない 国家予算のあり方を議論せよ 予算概算要求が出揃う 来年の2019年度予算編成に向けた各省庁からの概算要求がほぼ出揃った。 www.jiji.com 一般会計の要求総額は102兆円台…

デジタル政府は国家の最小単位の再定義ということを国会議員は理解しているか?

デジタル政府、世界の4潮流 対照的なロシアvs米英 デジタル政府、数百万人が適正規模か テクノロジーが推進する地方分権 いよいよこの秋の国会で審議が始まるとされている「デジタルフェースト法案」。前稿「デジタルファース法案、問われているのは目指す国…

いまこその国会改革を ―国民民主党の具体策に期待する―

国会経費削減案の提案 立憲民主党の国会改革案 国民民主党の動向 国会経費削減案の提案 7日、日本維新の会は独自の国会経費削減案を発表した。先の国会で参議院議員の定数が6増えることになったことも踏まえてのものである。 その柱となるのは、衆参両院議員…

野党主導の政策実現の成果もあった196通常国会

TPP11、IR整備法案など対立点が目立ったが 政治分野男女共同参画推進法など野党主導の議員立法も成立 欠陥が是正された「消費者契約法改正案」 野党提出の数々の議員立法は審議もされず TPP11、IR整備法案など対立点が目立ったが 196通常国…

国会の審議にあらためて目を向けよう ―枝野代表の最長演説をきっかけに―

枝野代表による最長の演説 七つの不信任理由 国会の審議に目を向ける 枝野代表による最長の演説 7月22日、国会は閉会した。その最終盤の7月20日、立憲民主党をはじめとする野党が内閣不信任決議案を提出し、立憲民主党の枝野幸男代表が趣旨説明を行った。 こ…

IR整備法案の付帯決議で実を取った国民民主党

IR整備法案の成立 付帯決議に国民民主党が賛成 国民民主党は実を取った IR整備法案の成立 20日、IR整備法案が成立した。2016年成立のIR推進法を受けて、実際に開設されるカジノについて詳細に定めたのが今回のIR整備法案である。これにより、日本でのカジノ…

遠のく参議院の1票の格差是正

参院定数6増案、参院通過 会期末へ向けた拙速な審議 抜本的な1票の格差是正策からは遠い 思えば、「定数削減」から始まった安倍内閣 参院定数6増案、参院通過 11日、参議院の議員定数を6増する法案が参議院を通過した。 この法案が自民党の党利党略を優先す…

【動画あり】2018年6月27日 党首討論

27日、国家の基本政策に関する調査について党首討論が行われた。 枝野幸男 立憲民主党 大塚耕平 国民民主党 志位和夫 日本共産党 片山虎之助 日本維新の会 岡田克也 無所属 党首討論 2018年6月27日 会議名:国家基本政策委員会合同審査会 案件:国家の基本政…