自民党の政権公約が2日記者会見で発表された。「自民党らしい真面目で責任と実効性のある公約を掲げる」と岸田文雄政務調査会長は述べた。
自民党が掲げる6つの公約
公約1 北朝鮮の脅威から、国民を守り抜きます。
我が国の上空を飛び越える弾道ミサイルの相次ぐ発射、核実験の強行など、北朝鮮による挑発行為はエスカレートし、重大かつ差し迫った脅威となっています。このような時こそ、世界をリードできる、経験豊かで安定した政権が必要です。
わが党は平和に向けた外交努力を続け、断固、国民を守り抜きます。
公約2 アベノミクスの加速で、景気回復・デフレ脱却を実現します。
全力を傾注したアベノミクスの5年間。いま、多くの指標が示す通り、わが国の経済は確実に回復しています。この流れを確かなものにするため、「生産性革命」と「人づくり革命」の2つの大改革を断行することによって、力強い消費を実現し、経済の好循環を完遂します。
公約3 劇的な生産性の向上で、国民の所得を増やします。
アベノミクスの成果である4年連続の賃金上昇の流れを、さらに力強く持続的なものにするために、ロボット・IoT・人工知能(AI)といった、生産性を劇的に押し上げる最先端のイノベーションを起こし、「生産性革命」を実現します。民間主導のイノベーションによる「生産性革命」を通じて、働く皆さんの所得を大きく増やします。
公約4 未来を担う子供たちに、“保育・教育の無償化”を実現します。
少子高齢化社会の到来が急速に進んでいる現在、輝く「人生100年時代」を迎えるためには、国民の多くが不安に感じている「子育て・介護」の問題を解決することが不可欠です。このため、「人づくり改革」を断行します。政策資源を大胆かつ集中的に投入することで、お年寄りも若者も安心して暮らし、活躍できる「全世代型社会保障」を目指します。
公約5 地方創生で、活力ある元気な地方をつくります。
地方の元気なくして日本の再生はありません。地域未来投資をはじめとする、地方が自主的に取り組む政策を応援し、地方が主役の「地方創生」を実現します。そのために、必要な対策を総合的に実施します。
公約6 国民の幅広い理解を得て、憲法改正を目指します。
現行憲法の「国民主権」、「基本的人権の尊重」、「平和主義」の3つの基本原理は堅持しつつ、憲法改正を目指します。
政策パンフレット:https://jimin.ncss.nifty.com/pdf/pamphlet/20171003_pamphlet.pdf
岸田文雄政務調査会長は「対決すべき野党はいまだ姿が見えていない。」とし、最重視したのは北朝鮮問題の公約で消費税増税に関してはあまり触れなかった。
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