霞が関から見た永田町

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「桜を見る会」の疑念は一向に解消されない 招待者には全国の問題人物が含まれている

 

 

 

いまだ説明責任は果たされず

 

 12月17日、衆議院内閣委員会理事会が開催された。開会中に野党から提出されていた「桜を見る会」に関する質問に対して回答がなされる場としての開かれたものだが、結局まともな回答はなされなかった。

 

www.asahi.com

 

 

 この間の政府の対応を見ていれば、およそ驚くような回答ではなく、毎度のように不誠実な回答が繰り返されたに過ぎない。

 

 同日、「桜を見る会」野党追及本部ヒアリングも行われている。こちらは映像もあるので、時間があれば確認すると良いと思うが、ここでも出席した内閣府の役人はまともな回答を行ってはいない。

 

www.youtube.com

 

 

 およそ説明責任を果たすということを、政府や官僚は忘れてしまったかのようだ。

 

 

明らかにすべきことは簡単なこと

 

 「桜を見る会」に関する一連の疑惑。政府の不誠実な対応と野党の厳しい追及もあって、さぞや難しい問題がそこにあるかのように見えてしまいがちだが、実際にはそんなことはない。実に簡単な問題だ。
 誰がどのような基準で選ばれて招待され、当日、どのようなことが行われたのか。それを明確な資料に基づいて説明をすれば良いだけである。
 より具体的には、招待者名簿を提示して、ひとりひとり、どのような理由で招待されたのか説明する。イベント当日の内容を時系列に沿って示し、どのような予算執行がなされたのか示す。たったこれだけのことだ。
 しかし、政府はそれを行うことを頑なに拒んでいる。特に名簿の件は廃棄したの一点張りで、しかも、では廃棄の経緯をと尋ねても、その詳細を正確には答えようとしない。

 

 以前も指摘したが、「桜を見る会」は税金を使って実施されたイベントだ。当然、その予算の執行については説明責任を果たす必要がある。招待者についても、税金を使っての供応を受けており、どのような根拠で、そのような待遇を受けることになったのか説明が必要であるのだ。

 

 

www.ksmgsksfngtc.com

 

 

あらためて焦点は誰が呼ばれたのか

 

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 廃棄したことにしてしまった手前、おいそれと「桜を見る会」の招待名簿を野党に提示することが出来なくなってしまったのではないかと邪推するが、そうまでして名簿を出し渋る以上、そこには何らかの理由があるのだろう。一番分かりやすいのは、招待者の中に問題人物がいて、その人物と安倍総理ら政権中枢との関わりが明らかとなってしまうと、何かと困った事態に陥るということだ。

 

www.ksmgsksfngtc.com

 

 

 なかには、自ら「桜を見る会」に参加していたことを明言している人物が問題を起こしているケースもある。
 分かりやすいのが安倍総理のおひざ元である下関市の前田晋太郎市長である。

 

 前田市長による下関市立大学の教授人事への不当な介入を、「桜を見る会」の疑惑を追及している郷原信郎弁護士がブログで詳述している。

 

nobuogohara.com

 

 

 その不当な前田市長のやり方については、上記のブログを読んで頂くとして、このように「桜を見る会」に招待者された人物が安倍総理の威光をかさに、何かと良からぬことをしている。そんなことが全国各地で起きているのではないだろうか。
 この際なので、全国各地で起きているその種の不当な事案の当事者につき、その人物が「桜を見る会」に招待されていたのか否か、確認してみてはどうだろうか。