森友学園問題の渦中にある佐川宣寿国税庁長官が辞任の意向を示した。財務省理財局長時代の答弁について野党から「虚偽」だと指摘されており、国会招致を求められている中での辞任という形となった。
佐川宣寿氏は財務省理財局長時代に学校法人「森友学園」の国有地売却をめぐる国会答弁を担当しており、「価格は適正」と説明していたが、「答弁の信用性に納税者が不信感を抱いている」と野党議員が再度国会での説明責任を求めていた。3月9日「国会審議を混乱させた」という責任を取った形で辞任の意向を示したが、野党側からの反発が予想される。
財務省の文書書き換え疑惑、近畿財務局職員の自殺などに揺れる森友学園問題の中での辞任となった。
議員のTwitter上での反応
佐川国税庁長官の辞任で疑惑を幕引きすることは許されません。帰宅途中の男性も「辞めて済むもんとちゃうわな。国会議員に改ざん公文書出したんやから、国民を騙したんと同じやからな」と憤りを隠しませんでした。決裁文書の改ざんの有無について徹底究明する必要があります。JR京橋駅南口で緊急宣伝。 pic.twitter.com/LVvsAyFTYu
— 清水ただし (@tadashishimizu) 2018年3月9日
「佐川国税庁長官が辞任の意向」
— 志位和夫 (@shiikazuo) 2018年3月9日
辞任で逃げられると思ったら大間違いだ。国会に来て真相を語れ。「適材適所」と庇った首相は、不明を恥じ、真相究明に責任を果たせ!https://t.co/DLLyIlyVUd
「佐川国税庁長官が辞任意向固める」(各民放速報)
— 江田憲司(衆議院議員) (@edaoffice) 2018年3月9日
当然だ。遅すぎる! 「記憶がない」「記録がない」と虚偽答弁を繰り返した。「罪万死に値する」。ただ、これで国会招致を免れると思ったら大間違いだ。
その前に国会で説明する責任がある。
— 蓮舫・立憲民主党 (@renho_sha) 2018年3月9日
安倍内閣の姿勢も強く問われる。
佐川国税庁長官が辞任の意向 #SmartNews https://t.co/uaMbReIUC1