国民民主党は22日、第50回総務会を党本部で開催。第25回参議院議員選挙の東京選挙区で水野素子氏を擁立することを報告した。
水野素子氏とは?
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の女性幹部を務め、宇宙政策での法務や国際間交渉に携わっている。2児の母であり、仕事と子育てを両立する。
ミス・ユニバース関東代表にも選ばれた経験を持つ長身(175センチ)の水野氏は、宇宙空間を思わせる青いスーツで会見に臨んだ。東大法学部から旧宇宙開発事業団に入って25年間、宇宙をめぐる法政策や米航空宇宙局(NASA)との交渉などを担当。宇宙活動法の草案作成や、国際宇宙ステーション(ISS)にもかかわった。
現在、小学生の一男一女の母であり、過去に学童保育の開所時間延長を求め、1,300人分の署名を集めて自治体に陳情した。その結果、学童保育の開所時間延長が実現。
このときの経験が「行動すれば社会は変えられる」と、政治を目指すきっかけになった。宇宙航空産業界の男女共同参画も進めており、宇宙飛行士の山崎直子さんらと「宙女(そらじょ)ボード」を設立し活動している。
出馬を決めた理由や公約は?
出馬を決めた理由には「25年間、宇宙機関で働いたキャリアの中で日本未来に不安を感じた」「2人の子育てする母として、暮らしの中で『日本の今』に多くの課題や壁を感じた」と挙げ、子育て、教育など労働者、女性、子供のサポートや社会保障制度や政治など国の立て直しを公約として掲げた。
国民民主党代表・玉木雄一郎議員のコメント
#国民民主党 は #参議院選挙東京選挙区 に #JAXA 職員である #水野もとこ さんの擁立を決定しました。2人の小学生の子どもを育てながら、JAXAで国際宇宙ステーションや、ホリエモンロケットなどの仕事に従事。子育て×イノベーション。わが党の理念にぴったりの人材です。 #宇宙かあさん がんばります! pic.twitter.com/246hEoioq3
— 玉木雄一郎 (@tamakiyuichiro) May 22, 2019
水野さんは「女性が政治に挑戦するチャンスが増えるのでは」と考え、JAXAの在職立候補制度を利用し、休職しながら立候補する。「宇宙かあさん」というキャッチフレーズで、国民民主党の知名度を向上を目指す。