２０１９年参議院議員選挙に立候補した候補者や当選者の年齢についてまとめた。
候補者の平均年齢は５３．１歳で、当選者の平均年齢は５３．６歳である。候補者の最年少は党の安江伸夫氏で３２歳、候補者の最年長はオリーブの木の三上隆氏で8８歳である。今回30代の候補者が２６名出馬したが、当選したのはたったの6名であった。６０代以上の候補者は２４名当選しており、今回の参院選も若い候補者の当選が少ないように思える。
各政党の平均年齢は？
平均年齢が一番高かったのは自民党で５６歳、一番低かったのは公明党の４５歳であった。
| 政党 | 平均年齢 |
| 国民民主党 | 50.5 |
| 自民党 | 56 |
| 立憲民主党 | 47.3 |
| 公明党 | 45 |
| 日本維新の会 | 47 |
| 共産党 | 54 |
当選者の最年少と最年長は？
最年少は公明党 安江伸夫氏
最年少の当選者は、愛知選挙区に立候補した公明党の新人、安江伸夫氏であった。１０００件以上の法律相談を受けてきた弁護士である安江氏は、選挙区で最年少であることもアピールし当選した。
改選定数が２０１６年に１増となった愛知選挙区（改選定数４）では、公明党新人の安江伸夫氏が初当選を決めた。
最年長は自民党 尾辻秀久
最年長の当選者は、鹿児島選挙区に立候補した自民党・尾辻秀久氏であった。尾辻氏は６回目の当選。
鹿児島選挙区（改選定数１）では、自民党現職の尾辻秀久氏（公明推薦）が、野党統一候補で無所属新人の合原千尋氏ら２人を破り、６選を決めた。
尾辻 秀久（おつじ ひでひさ、1940年10月2日 - ）は、日本の政治家。自由民主党所属の参議院議員（6期）、自由民主党両院議員総会長、みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会会長。
３０代の当選者は？
２６名が立候補した３０代から当選したのは６名のみであった。
| 選挙区 | 氏名 | 年齢 | 政党 | 票数 |
| 愛知 | 安江 伸夫 | 32 | 公明 | 453,246 |
| 茨城 | 小沼 巧 | 33 | 立民 | 237,614 |
| 東京 | 音喜多 駿 | 35 | 維新 | 526,575 |
| 東京 | 吉良 佳子 | 36 | 共産 | 706,532 |
| 神奈川 | 佐々木 さやか | 38 | 公明 | 615,417 |
| 佐賀 | 山下 雄平 | 39 | 自民 | 186,209 |
６０代以上の当選者は？
６０代以上の当選者は２４名であった。２４名中、１７名が自民党から出馬した候補者であった。
| 選挙区 | 氏名 | 年齢 | 政党 | 票数 |
| 千葉 | 長浜 博行 | 60 | 立民 | 661,224 |
| 静岡 | 牧野 京夫 | 60 | 自民 | 585,271 |
| 福岡 | 松山 政司 | 60 | 自民 | 583,351 |
| 岐阜 | 大野 泰正 | 60 | 自民 | 467,309 |
| 京都 | 西田 昌司 | 60 | 自民 | 421,731 |
| 青森 | 滝沢 求 | 60 | 自民 | 239,757 |
| 栃木 | 高橋 克法 | 61 | 自民 | 373,099 |
| 千葉 | 石井 準一 | 61 | 自民 | 698,993 |
| 神奈川 | 松沢 成文 | 61 | 維新 | 575,884 |
| 福岡 | 野田 国義 | 61 | 立民 | 365,634 |
| 山形 | 芳賀 道也 | 61 | 無 | 279,709 |
| 山梨 | 森屋 宏 | 62 | 自民 | 184,383 |
| 北海道 | 高橋 はるみ | 65 | 自民 | 828,220 |
| 沖縄 | 高良 鉄美 | 65 | 無 | 298,831 |
| 石川 | 山田 修路 | 65 | 自民 | 288,040 |
| 千葉 | 豊田 俊郎 | 66 | 自民 | 436,182 |
| 富山 | 堂故 茂 | 66 | 自民 | 270,000 |
| 東京 | 山口 那津男 | 67 | 公明 | 815,445 |
| 愛知 | 酒井 庸行 | 67 | 自民 | 737,317 |
| 東京 | 武見 敬三 | 67 | 自民 | 525,302 |
| 大阪 | 太田 房江 | 68 | 自民 | 559,709 |
| 滋賀 | 嘉田 由紀子 | 69 | 無 | 291,072 |
| 岡山 | 石井 正弘 | 73 | 自民 | 415,968 |
| 鹿児島 | 尾辻 秀久 | 78 | 自民 | 290,844 |
