2019年参議院選挙 最多得票数は?
2019年参議院選挙の最多得票数は、自民・丸川珠代氏の1,143,458票であった。
2番目に得票数が多かったのは、自民・島村大氏の917,058票で2013年参院選の1,130,652票より213,594票落とした。
3番目は北海道選挙区の新人、自民・高橋はるみ氏の828,220票、4番目は公明党代表・山口那津男氏の815,445票で2013参院選の797,811票より、17,634票増えた。
5番目は自民・古川俊治氏の786,479票で、1~5位は与党が独占した。
野党候補の中で最も得票数が多かったのは、神奈川選挙区の立憲民主・牧山ひろえ氏の742,658票であった。
注目は新潟選挙区で初当選の 無所属・打越さく良氏
「忖度」発言が問題となっていた自民・塚田一郎氏の3選を阻止した新人の無所属・打越さく良氏は521,717を獲得した。新人でありながらも、弁護士としての実績を強調し「原発ゼロ」「地域経済の躍進」などを政策に掲げ当選した。
21日、新潟選挙区(改選数1)で、3選を目指した自民現職の塚田一郎氏(55)を破り、当選を確実にした野党統一候補で無所属新人の弁護士、打越さく良氏(51)は、集まった大勢の支持者らを前に感謝の言葉を述べた。
得票数上位30名
選挙区 | 氏名 | 政党 | 票数 |
東京 | 丸川 珠代 | 自民 | 1,143,458 |
神奈川 | 島村 大 | 自民 | 917,058 |
北海道 | 高橋 はるみ | 自民 | 828,220 |
東京 | 山口 那津男 | 公明 | 815,445 |
埼玉 | 古川 俊治 | 自民 | 786,479 |
神奈川 | 牧山 ひろえ | 立民 | 742,658 |
愛知 | 酒井 庸行 | 自民 | 737,317 |
大阪 | 梅村 みずほ | 維新 | 729,818 |
東京 | 吉良 佳子 | 共産 | 706,532 |
千葉 | 石井 準一 | 自民 | 698,993 |
東京 | 塩村 文夏 | 立民 | 688,234 |
千葉 | 長浜 博行 | 立民 | 661,224 |
大阪 | 東 徹 | 維新 | 660,128 |
神奈川 | 佐々木 さやか | 公明 | 615,417 |
大阪 | 杉 久武 | 公明 | 591,664 |
静岡 | 牧野 京夫 | 自民 | 585,271 |
福岡 | 松山 政司 | 自民 | 583,351 |
神奈川 | 松沢 成文 | 維新 | 575,884 |
兵庫 | 清水 貴之 | 維新 | 573,427 |
大阪 | 太田 房江 | 自民 | 559,709 |
埼玉 | 熊谷 裕人 | 立民 | 536,338 |
埼玉 | 矢倉 克夫 | 公明 | 532,302 |
東京 | 音喜多 駿 | 維新 | 526,575 |
東京 | 武見 敬三 | 自民 | 525,302 |
北海道 | 勝部 賢志 | 立民 | 523,737 |
新潟 | 打越 さく良 | 無 | 521,717 |
長野 | 羽田 雄一郎 | 国民 | 512,462 |
茨城 | 上月 良祐 | 自民 | 507,260 |
愛知 | 大塚 耕平 | 国民 | 506,817 |
兵庫 | 高橋 光男 | 公明 | 503,790 |
上位10名に関する話題
丸川 珠代
参院東京選挙区(改選数6)で自民現職の丸川珠代氏が3回目の当選確実。テレビ朝日のアナウンサーとして討論番組「朝まで生テレビ!」などを担当し、2007年の参院選で初当選。15年に環境相で初入閣し、五輪相も歴任した。夫は自民の大塚拓衆院議員。
島村 大
島村氏は選挙戦を通し、街頭演説などで、健康寿命の延伸につながる社会保障制度改革など、1期6年間の実績を強調。「(健康寿命の)認知度拡大から実践段階を目指していく」などとして、取り組みの継続と前進を約束。2週間以上にわたる選挙戦を終始優位に進めた。
高橋 はるみ
4月に知事を退任し、国政選に初挑戦。知事時代に培った圧倒的な知名度も追い風となり、幅広い年齢層に支持を広げた。
山口 那津男
山口氏は選挙期間中、党代表として全国での応援に多くの時間を割いた。候補者としての演説は少なかったが、「安定した政治のためには公明党が必要だ」などと強調し、来春に始まる私立高校の授業料実質無償化などの実績を訴えていた。支持母体の創価学会を中心とする組織戦も展開しながら、着実に支持を広げた。
古川 俊治
古川氏は組織戦を展開し、県内全域で、幅広い層から手堅く支持をまとめた。選挙期間中は、「政権がこの6年で一番取り組んだのは経済だ」と主張し、高水準となった有効求人倍率や株価の上昇など、安倍首相の経済政策「アベノミクス」の実績を強調した。
牧山 ひろえ
牧山氏は、平成19年の参院選では民主への追い風を受け、101万票でトップ当選。だが、25年は一転して半分以下の46万票での当選となった。昨年5月に立民に参加し、阿部知子県連代表らの応援を受けて活動を続けてきた。
酒井 庸行
愛知選挙区(改選数4)は、自民現職で党政調副会長の酒井庸行氏(67)が再選を確実にした。
梅村 みずほ
司会業の梅村氏は、政治経験はなかったが、2児の母親として、子育て支援の充実や教育費無償化の拡大など、現役世代を狙った施策を重点的に訴えた。
吉良 佳子
吉良氏は2013年参院選で初当選。選挙期間中は「ブラック企業」対策などの実績を強調した。長時間労働の是正や最低賃金の引き上げを掲げた。志位委員長も応援に入り、消費増税や憲法改正への反対を訴えて政権批判票を確実に取り込んだ。
石井 準一
石井氏は参院予算委員長などの要職を歴任。2期12年間の実績をアピールし、県内全域に張り巡らせた後援会組織や自身に近い県議のグループがフル稼働して、選挙戦を優位に進めた。