2017年衆院選の有権者数は、106,091,229名で全小選挙区の得票数は5542万票であった。小選挙区の期日前投票は、2014年衆院選より6割増え過去最多であったが、22日の選挙当日は台風の影響もあり戦後2番目に低い投票率となった。
比例区ごとの投票数
小選挙区が最も多い近畿の投票数が1番多く、小選挙区の少ない四国は投票数も少ない。
最も投票率が高かったのは山形県
都道府県ごとの投票率は、山形県が64.07%で最も高かった。千葉、大阪、兵庫、徳島は投票率が50%に届かず、最も低かったのは徳島県の46.47%であった。新潟県の投票率は前回より9.85%増加し、最も投票率が減少したのは茨城県で-3.71%であった。過去の衆院選で16回連続で1位の投票率だった島根県は、60.64%で4位となった。
衆院選挙区投票率(単位%)
都道府県 | 平均 | 前回平均 |
北海道 | 60.3 | 56.35 |
青森 | 54.17 | 46.83 |
岩手 | 59.15 | 56.23 |
宮城 | 52.83 | 49.23 |
秋田 | 60.57 | 55.78 |
山形 | 64.07 | 59.15 |
福島 | 56.69 | 52.51 |
茨城 | 51.53 | 55.24 |
栃木 | 51.65 | 50.1 |
群馬 | 51.97 | 51.72 |
埼玉 | 51.44 | 51.97 |
千葉 | 49.89 | 51.24 |
東京 | 53.64 | 54.36 |
神奈川 | 51.97 | 53.88 |
新潟 | 62.56 | 52.71 |
富山 | 54 | 47.46 |
石川 | 58.16 | 49.16 |
福井 | 55.92 | 50 |
山梨 | 60.71 | 59.18 |
長野 | 60.4 | 55.48 |
岐阜 | 56.55 | 52.92 |
静岡 | 56.32 | 55.61 |
愛知 | 54.65 | 54.19 |
三重 | 57.09 | 56.2 |
滋賀 | 56.32 | 53.79 |
京都 | 50.9 | 50.99 |
大阪 | 48.39 | 50.67 |
兵庫 | 48.62 | 50.86 |
奈良 | 55.66 | 55.6 |
和歌山 | 52.96 | 51.05 |
鳥取 | 56.43 | 54.38 |
島根 | 60.64 | 59.24 |
岡山 | 50.09 | 50.6 |
広島 | 50.17 | 50.02 |
山口 | 55.23 | 53.07 |
徳島 | 46.47 | 47.22 |
香川 | 53.08 | 50.56 |
愛媛 | 50.74 | 49.8 |
高知 | 51.87 | 50.98 |
福岡 | 53.31 | 48.81 |
佐賀 | 59.46 | 57.77 |
長崎 | 57.29 | 51.13 |
熊本 | 57.02 | 50.06 |
大分 | 56.98 | 56.11 |
宮崎 | 50.48 | 49.86 |
鹿児島 | 56.09 | 50.47 |
沖縄 | 56.38 | 52.36 |
全国 | 53.68 | 52.66 |
(参考:都道府県別投票率(衆院):時事ドットコム)
山形県は期日前投票所の増加や、若者へ投票を呼び掛ける啓発活動に取り組み投票率が全国トップとなった。
全国トップは戦後3回目、1996年に小選挙区制が導入されて以降は初めて。県選挙管理委員会は「急な解散で準備期間が短かったものの、地道に取り組んできた『18歳選挙権』や『期日前投票』などを啓発する活動が奏功した」と分析している。
徳島県知事の飯泉嘉門氏は、台風の影響もあり当日の投票率が伸びなかったと述べた。
徳島県の飯泉嘉門知事は23日、同県の衆院選小選挙区の投票率が46・47%と全国最低だったことについて「重く受け止める」とした一方で、「台風の影響があり、やむを得ない結果だったのではないか」とも述べた。