自民党議員の発言
女性宮家の創設等の皇位継承問題について議論していく発言がある中、
理事のありむら治子議員は次席理事の辞任表明を自身のfacebook上で行いました。
- 理事 ありむら治子議員
「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案特別委員会」の次席理事を辞任致しました。
苦渋の選択ですが、法案を取りまとめていくべき参議院自民党執行部としての責任と、歴史の評価に耐えうる意思決定を重ねたいと考える保守政治家としての信念・矜持との間に、折り合いがつかない乖離が生じ、自民党次席理事という重責をお預かりする中で二兎は追えないと覚悟を致しました。
- 理事 山谷えり子議員
「女性宮家創設」に反対する緊急勉強会に出席。国士舘大学特任教授の百地章先生は、女性宮家の創設は皇位の安定継承にはつながらないとあらためて指摘されました。
- 寺田 稔議員
衆議院本会議で天皇陛下の退位特例法が可決されました。陛下のお気持ちを国民の総意が支持した結果です。今度も国会として皇位継承問題に取組んでまいります。昨日は諸会議に加え地元から来客があり意見交換できました。忙しい中地元の方がいらっしゃると嬉しいです。
— 寺田 稔 (@terada124) 2017年6月2日
民進党議員の発言
自民党同様、女性宮家の創設等の皇位継承問題について議論していくという発言が目立った。
- 理事 長浜ひろゆき議員
民進党が主張してきた、皇位継承について今回の法案が先例となることを妨げないということや、女性宮家の創設等などが文言に盛り込まれています。しかし、「皇室の安定的継承」や「象徴天皇制」をどう維持していくのかという議論は不十分のままです。わが党は今後もしっかりと取り組んでいきます。
- 水戸まさし議員
退位法案が衆議院を通過しました。現在30歳以下の皇族は計8名、女性が7名、男性は秋篠宮さまのご子息のみだそうですので、やはり女性宮家も論議の対象としなければならなくなるでしょう。
— 衆議院議員 水戸まさし(民進党) (@mito_kickoff) 2017年6月2日
- 岡田かつや議員
私は、残された課題は2つあると思っています。第1は、法の施行日は公布の日から3年以内で、政令で定める日となっていることです。第2は、女性宮家の問題です。
- 大串ひろし議員
残された課題としての、女性宮家創設等に関する附帯決議の文言などについても各党間で検討しています。私たちからは、女性宮家の創設についての検討を期限を区切って行うべしという内容の附帯決議案を示しました。
- 鳩山由紀夫議員
有識者会議で「天皇は祈っていればいい」と発言した方々がいたそうです。陛下が被災地などを訪れたことを批判しての発言です。天皇皇后両陛下の被災地訪問でどんなに多くの人が救われたか。こんなに国民の気持ちとかけ離れた人たちに天皇の退位問題を議論されたら堪りません。
— 鳩山由紀夫 (@hatoyamayukio) 2017年5月21日
- あべともこ議員
本日衆議院議会運営委員会で、内閣提出の天皇退位特例法が可決された。恒久法とすべきという立場をとる自由党が退席して、残る会派は全て賛成。私はそもそも皇室典範の改正として恒久法で行うべきと考える。また内閣が法案を提出すべきではない。内閣が象徴としての天皇の退位を扱ってよい訳がない。
— あべともこ(衆議院議員・小児科医) (@abe_tomoko) 2017年6月1日
天皇退位の衆議院本会議に先だち女性宮家の検討が決議されたが、その時期は天皇が退位されてからと。即ち最大三年先。そしてその内容も女性天皇に踏み込むものではなく、単に皇族の減少対策と負担分担だけ。そもそも象徴天皇のあり方が問われている時に、女性天皇はダメと。国民感情とは大きなずれ。
— あべともこ(衆議院議員・小児科医) (@abe_tomoko) 2017年6月2日
その他党の議員の発言
自民党、民進党ともに同様な意見が散見された。
- 理事 日本維新の会 片山虎之助議員
私は過日の天皇陛下のメッセージを、①憲法の定めた象徴天皇として誠実にそのあり方を追求され、今日まで身をもって実践されて来た、②しかし高齢で今後十分にそれを果たすことが困難になったとのご認識を持たれ、③それならば摂政等でなく譲位を検討して欲しいとのお考えに至った、と理解しています。
— 片山虎之助 (@katayama1122) 2016年8月15日
- 理事 自由党 森ゆうこ議員
しかし、国民のよく知らない旧宮家の復活や養子が、「正統性」をもって国民に受け入れられるのか大いに疑問があります。「国民の総意に基づき」、天皇制が安定的に存続出来るように、慎重に議論をしていきたいと思います。
— 参議院議員森ゆうこ (@moriyukogiin) 2017年5月30日
写真5/23共謀罪法案反対国会前緊急集会:議事堂南庭エリア【3/3】 pic.twitter.com/aJxghjpINR
- 公明党 北側一雄議員
今回の特例法案には、皇室典範の付則に、特例法が皇室典範と一体を成すものであるという規定を盛り込みました。公明党は、幅広い合意を得るために大きな役割を果たせたと思います。皇位継承、天皇制度の安定を、今後どう確保するかは大変重要な課題です。
第1回特別委員会*1
本委員会の委員長に選任されました尾辻秀久でございます。 理事に愛知治郎君、有村治子君、中山恭子君、長浜博行君及び西田実仁君を指名いたします
【参議院】平成29年5月26日 第1回天皇の退位等に関する皇室典範特例法案特別委員会
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