霞が関から見た永田町

霞が関と永田町に関係する情報を、霞が関の視点で収集して発信しています。

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コロナウイルスの陰で見落されそうな国政上の課題

コロナ以外にも重要な課題がある 連日、新型コロナウイルスがマスコミでも国会でも大きく取り上げられている。それだけの一大事であることは論を待たないが、新型コロナウイルス対策だけが日本の直面する課題ではないことも忘れてはならないだろう。 野党が…

新型コロナウィルス、法改正ではなく現特措法で対応が本来あるべき姿

2020年3月5日。国民民主党の玉木雄一郎代表は、時事通信社のtwitterにコメント付きリツィートする形で次のように発信した。「特措法10条に基づき、国や地方公共団体、電力会社等にはマスクの備蓄が義務付けられているが、この備蓄マスクが一部使われ始めてい…

新型コロナウイルス対策に遅れた上に問題点は残すのか

遅きに失した新型インフルエンザ対策特別措置法の改正 3月10日、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて、政府は新型インフルエンザ対策特別措置法改正案を閣議決定し、国会に提出する。 www.jiji.com 必要な手立てを最大限に講じるという意味では、新型…

2020年2月27日は日本が法治国家であることを止めた日になるのか

森法務大臣の不信任決議案を否決 2020年2月27日午後、立憲民主、国民民主、共産、社民の野党4党が衆議院に提出していた森雅子法務大臣の不信任決議案が自民党や公明党などの反対で否決された。 www.asahi.com 不信任決議案が提出される原因となったのは、黒…

「禍福は糾える縄の如し」とできるか、時差通勤やリモートワークが当たり前の社会へ

新型コロナウィルス。一向に収束する気配がない。感染ルートが判明しない感染者が日本のみならず、世界各地で発見されるようになってきた。とうとう、世界保健機構(WHO)も新型コロナウィルスの短期間での封じ込めについて悲観的なコメントを発表するように…

新型肺炎がもたらす経済押し下げ効果、与野党立場を超えた経済議論を

感染経路の分からない新型肺炎患者が増えている。2月14日、東京都は新型コロナウイルスの新たな感染者2名の存在を明らかにした。いずれもタクシーの運転手で濃厚接触者は100名程度とされている。また、同日、NTTデータは会社のウェブサイトにて、同社の協力…

新型コロナウイルス対策に関する予算組み替え動議を野党が提出

現場に過大な負担 新年度予算での対応は? 野党による組み替え動議は可決されるのか? 現場に過大な負担 新型コロナウイルスをめぐる問題。 横浜に停泊しているダイヤモンド・プリンセス号では、船内の感染管理が不十分なのではないかとの指摘もある中で、一…

竹島の日の式典 今年も大臣は参加せず

大臣や副大臣の参加を見送る 領土問題に毅然とした対応を 大臣や副大臣の参加を見送る 2月22日には竹島の日だ。 竹島の日については、昨年もここで取り上げたが、その根拠は島根県が制定した条例による。 www.ksmgsksfngtc.com 22日には、竹島のある島根県で…

新型コロナウィルスで分かった、これからの危機対応

中国・武漢を発信源に世界中を騒がせている新型肺炎「コロナウィルス」。中国の旧正月前に発生した。 春節と呼ばれる大型連休でのべ30億人の中国人が移動し、そのうち700万人が海外へ訪れるとされていることから、株式市場には大きな動揺が走った。 例えば、…

検察庁を自らの掌中にしようとする安倍政権 -黒川東京高検検事長の定年延長による検察人事への介入-

黒川氏の定年延長を強行 官僚制を悪しきものへと変えることは、もはや安倍政権では当然の光景になりつつあるようだが、ここにきて、また前代未聞のことが起きた。 それが黒川弘務東京高検検事長の定年延長だ。 www.tokyo-np.co.jp 2月8日で定年となることが…