6月19日に安倍総理大臣と野党党首による党首討論が1年ぶりに開催された。時間は与野党の申し合わせにより45分間で、各党の持ち時間は14日の衆参両院の国家基本政策委員会にて決められた。
党首討論の争点は?
立憲民主党、国民民主党、日本共産党は冒頭で山形県沖地震についてのお見舞いから始まった。その後、老後の生活費「2000万円不足」問題や、麻生金融相の報告書の受け取り拒否、年金制度の持続について質問。日本維新の会は、年金制度問題の他、衆議院解散の可能性の有無について尋ねた。
米イラン間の仲介外交や、防衛省が示した「イージス・アショア」配備計画の調査データに誤りがあった問題等も質問される見通しであったが、今回の党首討論では議題に上がらなかった。
各党党首の質問は?
立憲民主党 枝野幸男代表
立憲民主党・枝野幸男代表の質問は15時~15時20分の20分間で行われた。
枝野氏は「年金に関する関心と老後への不安が高まっている。安心ばかり強調されて有権者の不安に向き合っていないことに多くの人が怒っている」と指摘した。
国民民主党 玉木雄一郎代表
国民民主党・玉木雄一郎代表の質問は15時20分~15時34分の14分間で行われた。
安倍晋三首相は19日の党首討論で、将来の年金水準の見通しを示す公的年金の財政検証について「大切な検証なので、政治とかかわらず検証してもらいたい」と述べた。国民民主党の玉木雄一郎代表は「いつ出すのか。年金制度の安心が保たれているか判断できない」と語った。
日本共産党 志位和夫委員長
日本共産党・志位和夫委員長の質問は15時34分~15時39分30秒の5分30秒間で行われた。
安倍晋三首相は19日の党首討論で、「(年金給付の水準を抑制する)マクロ経済スライドを発動させていくことによって、将来の給付と負担のバランスを図っていきたい。これをなくすのはばかげた案だ」と述べた。共産党の志位和夫委員長の質問に答えた。
日本維新の会 片山虎之助共同代表
日本維新の会・片山虎之助共同代表の質問は15時39分30秒~15時45分の5分30秒間で行われた。
安倍晋三首相は19日の党首討論で、衆院解散に踏み切るかどうかについて「解散という言葉は頭の片隅にはない」と述べた。野党が内閣不信任決議案を提出した場合の解散に関しても「頭の片隅にもない」と語った。日本維新の会の片山虎之助共同代表への答弁。
Twitter上の反応
党首討論を見ての感想
— 俵 才記 (@nogutiya) June 19, 2019
①45分では短過ぎる。3時間程度必要。
②野党(維除く)は年金の問題を指摘し代案を提案したが安倍首相は反論できなかった。
③100年安心は国民生活はもちろん制度としても安心でなく30数年後には破綻することが指摘された。
④安倍首相は相変わらず質問にまともに答えなかった。
党首討論、最初の枝野がおとなしいので「あれ?」と思った方も多いとおもいます。それは次の玉木が突撃するためにあえてそうした。そして次に志位が冷静な議論に引き戻し、安倍さんは大混乱したわけです。こういう役割分担を野党はやっている。もう枝野だけではない。みんなで役割分担をしていくんです https://t.co/6dbB7tuXHY
— こたつぬこ『「社会を変えよう」といわれたら』4/17発売 (@sangituyama) June 19, 2019
安倍さんは、何かとダラダラ無駄な言葉を並べてる。分かりやすく簡潔に話す大事さを、激しく痛感する。で、こんな何話してんだか分からん方が総理で、党の方や支持者の方々は良い訳だ。彼より優れた人、マシな方が党内にはいないのか・・・。ホントに? #党首討論
— シマっち (@shi_much2) June 19, 2019
党首討論。ああ、もう。時間が少ない。予算委員会でちゃんと議論してほしい問題ばかりだ。片山いらんわ。
— iwako 肉球新党 (@29shinto) June 19, 2019