築地市場の豊洲移転後、築地は売却されることになっていたが、 小池知事は6月に築地再開発案を発表。5年後をめどに築地市場を「食のテーマパーク」として再開発する方針。
東京都知事ながら希望の党の代表を務める小池百合子。
移転問題で揺れる築地市場と豊洲市場を解決することが出来るか。
豊洲市場の移転後
移転後豊洲市場場外に「千客万来施設」を開業
2018年から19年にかけて2段階に分けて「千客万来施設」を開業する。市場との相乗効果で東京観光の中心となる施設を目指す。
(参考:
豊洲新市場に新しく出来る「千客万来施設」とは?大型温浴施設や専門飲食店街も|おでかけガイド-東京版)
豊洲市場の「千客万来施設」をめぐる経緯
平成23年 | 江東区議会が豊洲市場の土壌汚染対策実施や、 千客万来施設の整備などを条件に市場受け入れを了承 |
平成26年 | 都が事業者募集の結果、 すしチェーン「すしざんまい」を展開する「喜代村」と「大和ハウス工業」を決定 |
平成27年 | 大和ハウス工業、喜代村が相次ぎ撤退 |
平成28年 | 3月、都の再募集で、温浴施設を展開する「万葉倶楽部」が事業者に決定 |
8月、小池百合子知事が築地市場から豊洲市場への移転延期を表明 | |
平成29年 | 6月、小池氏が市場両立案を発表。 築地再開発に関し、万葉倶楽部が難色 |
7月、小池氏が定例会見で 「豊洲の活気を生み出すために必要な施設。 事業者には計画通り豊洲での事業を展開していただきたい」 |
大和ハウス工業、喜代村が撤退
来年11月の築地市場(東京都中央区)の豊洲(江東区)移転に合わせ、新市場に整備する観光拠点「千客万来施設」について、東京都は28日、運営予定だったすしチェーン「すしざんまい」を展開する喜代村(中央区)が撤退したと発表した。グループを組んでいた大和ハウス工業(大阪市)も2月に辞退を表明しており、計画全体が白紙になった。
万葉倶楽部も撤退を検討
豊洲市場(東京・江東区)に開業予定だった温泉や飲食店などの観光拠点「千客万来施設」を運営する万葉倶楽部(神奈川県小田原市)は11日、「都の方針が変わり、事業の継続性が見通せない」として事業から撤退する意向があることを明らかにした。
万葉倶楽部とは
万葉倶楽部株式会社は、日本ジャンボー株式会社が100%出資の子会社として1997年2月3日に設立(創業は1号館となる「東京・湯河原温泉 万葉の湯」が開業した同年4月21日)。
築地市場の移転後
築地市場場外も商業施設に
築地市場問題を巡り、東京都が、豊洲市場への移転案、築地での再整備案に加え、市場機能を豊洲に移す一方、築地の跡地を商業利用など他の事業に活用する案を検討していることが分かった。
(参考:
築地魚河岸:食文化の中心に…場外市場一角にプレオープン - 毎日新聞)