12日、麻生太郎財務大臣の財務大臣在任期間が戦後最長の1875日となった。1980年代から2000年代に複数回、財務大臣を担当した宮沢喜一氏の1874日の記録を更新した。
麻生太郎財務大臣 在任期間が戦後最長に
麻生太郎財務大臣とは
麻生太郎氏は12年12月26日、財務大臣に就任した。アベノミクスの推進やペンス副大統領とともに「日米経済対話」を担当している。また、主要7ヵ国(G7)の中で最も古株の財務大臣である。現在は、佐川前理財局長を国税庁長官に昇格させたことが話題となっている。
麻生 太郎(あそう たろう、1940年〈昭和15年〉9月20日 - )は、日本の政治家、実業家。財務大臣(第17・18・19代)、副総理、内閣府特命担当大臣(金融担当)、デフレ脱却担当、志公会(麻生派)会長。
戦後歴代の財務大臣の在任期間は?
1位 麻生太郎 (在任期間1875日)
第2次安倍内閣
2012年(平成24年)12月26日-2014年(平成26年)12月24日
副総理、内閣府特命担当大臣(金融担当)兼務
第3次安倍内閣
2014年(平成26年)12月24日-2017年(平成29年)11月1日
副総理、内閣府特命担当大臣(金融担当)兼務
第4次安倍内閣
2017年(平成29年)11月1日-現職
副総理、内閣府特命担当大臣(金融担当)兼務
2位 宮沢喜一 (在任期間1874日)
宮澤 喜一(みやざわ きいち、1919年(大正8年)10月8日 - 2007年(平成19年)6月28日)は、日本の大蔵官僚、政治家。
中曽根内閣
1986年(昭和61年)7月22日‐ 1987年(昭和62年)11月6日
竹下内閣
1987年(昭和62年)11月6日‐ 1988年(昭和63年)12月9日
小渕内閣
1998年(平成10年)7月30日‐ 2000年(平成12年)4月5日
第1次森内閣
2000年(平成12年)4月5日‐ 2000年(平成12年)7月4日
第2次森内閣
2000年(平成12年)7月4日‐ 2001年(平成13年)1月6日
3位 水田三喜男(在任期間1828日)
水田 三喜男(みずた みきお、1905年4月13日 - 1976年12月22日)は、日本の政治家。城西大学創立者。自由民主党政務調査会長(初代)。大蔵大臣を数度に亘り務めたほか、経済審議庁長官や通商産業大臣など経済閣僚を歴任した。戦後日本の代表的な財政家である。
第1次池田内閣
1960年(昭和35年)7月19日‐ 1960年(昭和35年)12月8日
第2次池田内閣
1960年(昭和35年)12月8日‐ 1962年(昭和37年)7月18日
第1次佐藤第3次改造内閣
1966年(昭和41年)12月3日‐ 1967年(昭和42年)2月17日
第2次佐藤内閣
1967年(昭和42年)2月7日‐ 1968年(昭和43年)11月30日
第3次佐藤改造内閣
1971年(昭和46年)7月5日‐ 1972年(昭和47年)7月7日
4 位 福田赳夫(在任期間1731日)
福田 赳夫(ふくだ たけお、1905年(明治38年)1月14日 - 1995年(平成7年)7月5日)は、日本の政治家、大蔵官僚。位階は正二位。勲等は大勲位。
第1次佐藤第1次改造内閣
第1次佐藤第2次改造内閣
1965年(昭和40年)6月3日‐ 1966年(昭和41年)12月3日
第2次佐藤第2次改造内閣
1968年(昭和43年)11月30日‐ 1970年(昭和45年)1月14日
第2次田中角栄第1次改造内閣
1973年(昭和48年)11月25日‐ 1974年(昭和49年)7月16日
5位 竹下登(在任期間1602日)
竹下 登(たけした のぼる、1924年(大正13年)2月26日 - 2000年(平成12年)6月19日)は、日本の政治家。位階は正二位。勲等は大勲位。
第2次大平内閣
1979年(昭和54年)11月9日‐ 1980年(昭和55年)7月17日
第1次中曽根内閣
1982年(昭和57年)11月27日‐ 1983年(昭和58年)12月27日
第2次中曽根内閣
第2次中曽根第1次改造内閣
第2次中曽根第2次改造内閣
1983年(昭和58年)12月27日‐ 1986年(昭和61年)7月22日
竹下内閣
1988年(昭和63年)12月9日‐ 1988年(昭和63年)12月24日
※日数は2018年2月13日時点
麻生財務大臣のコメントは?
麻生氏は9日の記者会見で「長くやりゃいいってもんでもないだろう。それだけです」と素っ気なく話した。