2017年11月17日午後、安倍総理大臣は所信表明演説を行った。安倍総理の所信表明演説に対する、各党首の代表質問が20日から開始された。2017年11月21日の各党首の質問内容をまとめた。
2017年11月21日 各党首の代表質問
民進党 大塚耕平
北朝鮮情勢に関して、北朝鮮が9月15日以降、核実験やミサイル発射を行っていないことについて総理はどのように捉えているのかを質問した。また、トランプ大統領と「完全に一致した」と述べた北朝鮮への「最大限の圧力」の具体的な内容について説明を求めた。少子高齢化について、子供を産み育てる余裕がないのは、失業率が下がっても実質賃金が上がらずむしろ低下しているからではないかと述べた。生活を良くすることで経済が良くなるという考え方に転換し、経済政策を組み立て直すつもりはないかと総理に意見を求めた。最後に、保守政治家を自認する総理に保守の定義、保守とは何かの認識について質問をした。
自民党 橋本聖子
外交・安全保障に関して、トランプ米大統領との間で「対話ではなく最大限の圧力で対応する」と一致したことに対し、日本の安全保障環境の深刻化を招く朝鮮半島の核武装化を防ぐという観点から大きな意義があったと評価した。また、スポーツを日本の経済構造に変革を与える成長産業として育てることについての考えと、そのために2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けどのような取り組みを行うのかについて回答を求めた。改憲に関しては、合区について触れ、党派を超え、選挙制度を含めた参議院の抜本的な改革、憲法改正についての議論の必要性を改めて呼びかけた。
民進党 大塚耕平代表初登壇
民進党の大塚耕平代表は、就任後初登壇だった。北朝鮮情勢や少子高齢化、デフレについて質問をした。憲法への自衛隊明記については「何が変わるのか」と意見を求めた。自民党の橋本聖子氏は、改憲に関して、合区解消について発言をした。