霞が関から見た永田町

霞が関と永田町に関係する情報を、霞が関の視点で収集して発信しています。

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2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

本国会を振り返る、10万円給付は国民民主党の発案だった

第201回通常国会が閉会した。本国会はその会期中に新型コロナの感染拡大が世界を襲う中の、異例の国会だった。多くの国会議員にとって、この3ヶ月は数年に感じられるほどの濃密な国会となったことだろう。3月くらいの時点では「国会の議論がすべてコロナ一色…

河井夫妻による買収の資金について安倍総理は説明責任を果たせ

河井夫妻への資金提供を説明しない安倍総理 河井克行・案里夫妻が逮捕された。克行氏は前法務大臣であり、前法務大臣の逮捕も異例なら、議員夫妻揃っての逮捕も異例だ。 河井夫妻は公職選挙法で禁止されている買収の容疑で逮捕されたわけだが、買収のための…

小池百合子東京都知事が見据える永田町復帰

東京都知事選挙が始まった。過去最多の22人が立候補する東京都知事選は、その候補者数の多さは毎回、選挙の風物詩と言ってもいいだろう。不思議な魔力に取り憑かれるのか、毎回、たくさんの人が立候補する。 候補者が乱立した上に、野党もバラバラだ。野党は…

河井夫妻の疑惑で八方塞がりな安倍政権

国会会期中には国会議員に不逮捕特権がある 日本国憲法第50条は、国会議員の不逮捕特権について定めている。この規定があるため、国会議員は現行犯や所属議院の許諾のある場合を除いて逮捕されることはない。 国会議員の活動が逮捕によって不当に妨げられな…

政権の最重要課題である拉致問題に全く進展のない安倍政権

横田滋さん逝去に際して 5日、拉致被害者である横田めぐみさんの父・横田滋さんが亡くなった。 www.asahi.com 昨年11月、87歳の誕生日に入院中との記事があったが。 www.asahi.com 娘のめぐみさんの帰国を目にすることが出来なかった無念を思うと、胸が締め…

安倍政権のレームダック化でにわかに現実味を帯びる国民民主と維新の急接近

5月25日の記事「黒川検事長辞職で一気に流動化する政界、台風の目は国民民主と維新」では、賭け麻雀による黒川検事長の辞職と、新型コロナを巡る、驚くほどの安倍政権の稚拙さが相まって、いよいよ永田町に政局の風が吹きそうだという見立てを書いた。 この…

火事場泥棒は持続化給付金の事務事業にも巣食う

緊急事態に政府をカモにする企業 緊急事態に乗じて一儲けしようとする者はいつの時代にも存在する。 アベノマスクの調達に関わり何やら良からぬ動きがあり、これまで公共調達に応じたこともないような企業が政府と契約していたことは既に報じたとおりである…