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沖縄県で続く米軍機の事故 米軍基地の数は?日本が賠償を払っている?

 

8日、沖縄県読谷村にアメリカ軍のヘリコプターが緊急着陸した。小野寺防衛大臣は「いずれにしても、ちょっと多すぎる、続いています。沖縄の皆さん、地元の皆さんの心配は当然のことだと思います」と述べた。アメリカ側には、ヘリコプターの整備や点検の徹底し、再発を防止するよう求める考えを示した。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

 

 

 

在日米軍とは?

 

在日米軍は、日米地位協定に基づき戦後も日本国内に駐留するアメリカ軍である。

 

在日米軍は、在日アメリカ軍、または条約などでは日本国における合衆国軍隊ともいい、日米安全保障条約第6条により日本国内に駐留するアメリカ軍の総称である。陸軍・海軍・空軍・海兵隊・沿岸警備隊の合衆国五軍全てが展開している。指揮系統としては、アメリカ太平洋軍の傘下にある。

在日米軍 - Wikipedia

 

 

米軍基地がある場所は?

 

米軍基地がある都道府県の施設の種類と数

都道府県 専用施設 共同利用施設 一時利用可能施設
北海道 0 1 42
青森県 1 3 9
岩手県 0 0 3
宮城県 0 0 5
山形県 0 0 4
福島県 0 0 1
群馬県 0 0 2
新潟県 0 0 2
茨城県 0 0 1
埼玉県 3 0 2
千葉県 0 1 1
東京都 4 2 2
神奈川県 7 5 4
静岡県 1 1 2
滋賀県 0 0 3
京都府 1 0 1
兵庫県 0 0 1
広島県 5 0 2
山口県 1 1 0
福岡県 1 0 2
長崎県 5 5 7
大分県 0 0 2
熊本県 0 0 3
宮崎県 0 0 2
沖縄県 23 8 4
合計 51 27 119

 

全体の約33%が北海道であり、約22%が沖縄県である。沖縄県は総面積の約10%を米軍基地が占めている。

 

最近の沖縄での米軍機事故

 

沖縄での米軍機の事故は増えており、住民からは不安の声が上がっている。

 

2017年

 

1月20日 うるま市伊計島

 

沖縄県のうるま市の伊計島の農道上に普天間基地所属の攻撃ヘリコプターAH-1Zヴァイパーが機体の故障により不時着した。

 

20日午後7時40分ごろ、沖縄県うるま市の伊計島(いけいじま)の農道にヘリコプターが不時着した、と米軍から防衛省に連絡があった。防衛省によると、米軍普天間飛行場(宜野湾市)に所属する海兵隊の攻撃ヘリAH1。乗員や住民にけが人はいないという。

米軍ヘリが農道に不時着、けが人なし 沖縄・伊計島 - 沖縄:朝日新聞デジタル

 

3月8日 宜野座村

 

沖縄県宜野座村のキャンプ・ハンセンで、訓練のためつり下げた複数の車のタイヤが落下した。けが人などの情報は入っていない。

 

10月11日 普天間基地所

 

沖縄県の普天間基地所属の大型輸送ヘリコプターCH-53Eが牧草地に不時着し、炎上、大破した。住民、乗員にけがはなかった。

 

11日午後5時15分ごろ、沖縄県東村高江の米軍北部訓練場近くで、米軍普天間飛行場(宜野湾市)所属のCH53E大型輸送ヘリコプターが緊急着陸し炎上、大破した。防衛省などによると、現場は北部訓練場の施設区域外の牧草地。消防などによると、住民やヘリの乗員7人にけが人はいない。近くに集落があり、周辺には小学校もある。

沖縄で米軍大型ヘリ炎上=北部訓練場施設外、集落近く-住民、乗員負傷者なし:時事ドットコム

 

11月22日 沖ノ島 

 

沖ノ鳥島から北西約150キロの太平洋上にC-2輸送機が墜落した。11人が搭乗し、うち8人は救助された。3人が行方不明になっている。防衛省によると、海上自衛隊と共同訓練を行っていた。原因はC2エンジンの不調と報告している。

 

防衛省に入った連絡によると、22日午後、東京都・沖ノ鳥島の北西150キロ付近の太平洋上で、米海軍の原子力空母ロナルド・レーガンから発艦したC2輸送機が墜落した。C2には11人が乗っており、このうち8人が救助されたという。米軍と自衛隊が航空機や艦艇を出して、周辺海域で行方不明者を捜索している。

米軍輸送機が沖ノ鳥島沖で墜落、3人不明 空母から発艦 - 沖縄:朝日新聞デジタル

 

12月13日 沖縄県宜野湾市

 

沖縄県宜野湾市の普天間第二小学校の校庭に、飛行中のCH-53Eから約90センチ四方のアルミ製の窓枠が落下した。落下時の風圧で飛んだ石が当たり男児1人が手にけがをした。7日にも普天間飛行場付近の保育園に同型機の部品が見つかっていた。在日米軍は、米軍ヘリのものと認めたが飛行中の機体から落下した可能性は低いと述べてた。

 

13日午前10時10分ごろ、沖縄県宜野湾市の市立普天間第二小学校の校庭に、上空から窓枠が落下した。同小は米軍普天間飛行場に隣接しており、米軍側は米軍機CH53ヘリコプターからの落下物だと明かした。県警によると、落下物の風圧で飛んだ石が当たり、4年生の男児1人が手にけがをした。今月7日にも米軍機の部品とみられる物体が保育園に落下しており、米軍側への抗議の声がさらに高まるとみられる。

https://mainichi.jp/articles/20171213/dde/001/040/076000c

 

2018年

 

1月6日 うるま市伊計島

 

沖縄県うるま市伊計島の東側の砂浜に、普天間基地所属のヘリコプター不時着した。民家から約100メートル近くの場所だった。機体に損傷はなくけが人もいなかった。

 

沖縄県うるま市の伊計島の砂浜に6日不時着した米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)所属のUH1ヘリコプターについて、米軍は8日、CH53大型輸送ヘリでつり上げて現場から撤去した。県警などによると、約12キロ南西にあるうるま市の米海軍施設ホワイトビーチに移送した。

不時着ヘリつり上げ撤去 米軍、沖縄・伊計島から - 産経WEST

 

1月8日 読谷村

 

沖縄県読谷村儀間の廃棄物最終処分場敷地内に、普天間基地所属の攻撃ヘリコプターAH-1が不時着した。機体に損傷はなくけが人もいなかった。

 

8日午後4時45分ごろ、沖縄県読谷村儀間の海岸付近に、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)所属の攻撃ヘリコプターAH1が不時着した。ヘリには2人が乗っていたが、乗員と周辺の住民を含めて、けが人はいない。沖縄県では6日にもうるま市で同飛行場所属の米軍のUH1ヘリが不時着して8日に撤去したばかりで、相次ぐトラブルに沖縄の反発が強まっている。

米軍ヘリ不時着:今度は読谷村で 沖縄の反発高まる - 毎日新聞

 

 

事故が起こった際の米国の対応は?

 

日米地位協定により、

・米軍が公務中であり米軍のみが事故に関与している場合は、日本は賠償の25%を負担

・米軍が公務中であり日米双方が事故に関与している場合は日本は賠償の50%を負担

しなければならない。そのため、米軍が起こした事故であっても、米国が支払う賠償は75%となっている。犯罪などにおいても同様である。また、在日米軍基地で働く日本人従業員の給与の一部を思いやり予算として日本側が負担している。

 

思いやり予算とは?

 

思いやり予算(おもいやりよさん)とは、防衛省予算に計上されている「在日米軍駐留経費負担」の通称である。在日米軍の駐留経費における日本側の負担のうち、日米地位協定及び、在日米軍駐留経費負担特別協定を根拠に支出されている。

思いやり予算 - Wikipedia

 

 

沖縄県民からは怒りや不安の声

 

沖縄県では、相次ぐ米軍機の事故やトラブルに怒りや不安の声が上がっている。住宅やホテルの近くに不時着した際、住民や観光客に被害がないことは偶然だと語っている。沖縄県の富川副知事は沖縄防衛局の担当者などに強く抗議するほか、日本政府に直接抗議することも検討している。

 

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