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【追記あり】安倍総理 東欧6ヵ国歴訪の動静や各国での会談内容は?

 

12日午前、安倍総理大臣は東欧6ヵ国歴訪に出発した。訪れたのはエストニア、ラトビア、リトアニアのバルト3国と、ブルガリア、セルビア、ルーマニアである。安倍総理は17日に帰国する。

 

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安倍総理 東欧6ヵ国歴訪 動静は?

 

エストニア

 

12日午後、最初の訪問国となるエストニアに到着。同国のラタス首相と首相府で会談を行った。IT先進国であるエストニアとサイバー防衛協力を強化すること、北朝鮮が核ミサイルの開発を断念するよう圧力を高めることを確認した。安倍首相は「日バルト協力対話」の設立を提案した。この対話で日本とバルト3国の協力促進を目指す。2018年度から実施予定で、IT・サイバーセキュリティー、医療、物流など年度ごとにテーマを決め、政府関係者、専門家が参加して協議を行う。

 

エストニアはIT先進国として、選挙でのインターネット投票などを導入している。北太平洋条約機構(NATO)サイバー防衛協力センターが置かれ、サイバーセキュリティーニ力を入れている。日本は2020年の東京五輪・パラリンピックのサイバー攻撃対策に向け連携を深める予定である。夜は、エストニア・タリンのマーリャマエ城でラタス首相主催の夕食会に参加した。

 

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ラトビア


13日午前、政府専用機でタリン空港を出発し、ラトビアのリガ国際空港に向かった。首相府にてクチンスキス首相と首脳会談を行った。ラトビアは北朝鮮と国交がある。北朝鮮に対する圧力強化が重要であることを共有した。共同記者会見を行ったあと、「自由の記念碑」で献花を行い、クチンスキス首相主催の昼食会に参加した。政府専用機でリガ国際空港を出発した。

 

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リトアニア

 

13日午後、リトアニア・ビリニュス首相府でスクバルネリス首相と首脳会談、同行御企業関係者を交えた拡大首脳会合、共同記者発表を行った。スクバルネリス首相とは、北朝鮮の核・ミサイル開発を断念させるため、圧力を最大限まで高めることで一致した。その後、リトアニア大公宮殿でスクバルネリス氏主催の夕食会に参加した。14日午前は、「アンタカルニス墓地」で献花を行い、迫害されたユダヤ人を救った杉原千畝の記念館を視察した。報道各社のインタビューを受けた後、政府専用機でビリニュス国際空港を出発した。

 

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ブルガリア

 

14日午後、ブルガリアのボリソフ首相と首相府で会談を行った。日本と欧州連合との経済連携協定(EPA)の早期発効に向け協力していくことを確認した。また、北朝鮮に対しあらゆる手段により圧力を最大限高め、政策を変えさせるべきだという共通の認識を確認した。また、経済面ではブルガリアに進出した日本の企業が、ブルガリア政府など課題について意見交換する「日本ビジネスフォーラム」の設置を確認した。

 

経済連携協定とは?

 

経済連携協定(けいざいれんけいきょうてい、英: Economic Partnership Agreement、EPA)とは、自由貿易協定(FTA)を柱として、関税撤廃などの通商上の障壁の除去だけでなく、締約国間での経済取引の円滑化、経済制度の調和、および、サービス・投資・電子商取引などのさまざまな経済領域での連携強化・協力の促進などをも含めた条約である。

経済連携協定 - Wikipedia

 

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セルビア

 

15日午後、セルビアに到着した安倍総理は、首都ベオグラードのセルビア宮殿でブチッチ大統領と会談を行った。西バルカン諸国6ヵ国の欧州連合(EU)加盟に向け、日本が支援する「西バルカン協力イニシアチブ」を創設することで合意した。大統領によると、日本の政府開発援助(ODA)に加え広域的な対応が必要となる防災、環境対策のノウハウなどを提供していく方針である。

 

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ルーマニア

 

首都ブカレストで、昭恵夫人とともに日本庭園を視察した後、ヨハニス大統領と会談しました。経済連携協定の早期発効。両国の経済関係の強化に取り組むことを確認した。また、北朝鮮の圧力の強化への連携も確認した。安倍総理はルーマニアでルゥドセ首相と会談を予定していたが、15日、党員からの支持を失ったという理由で辞任していた。

 

 

安倍総理 歴訪中のTwitterは?

 

 

 

 

 

 

安倍総理は16日からルーマニアを訪れる予定である。しかし、15日、ルーマニアのトゥドセ首相は所属する政党からの支持を失ったとして辞任する考えを表明した。安倍総理は16日にトゥドセ首相と会談を予定していたが、当日の代役はスタネスク副首相が務めることとなっている。