霞が関から見た永田町

霞が関と永田町に関係する情報を、霞が関の視点で収集して発信しています。

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政権の最重要課題である拉致問題に全く進展のない安倍政権

横田滋さん逝去に際して 5日、拉致被害者である横田めぐみさんの父・横田滋さんが亡くなった。 www.asahi.com 昨年11月、87歳の誕生日に入院中との記事があったが。 www.asahi.com 娘のめぐみさんの帰国を目にすることが出来なかった無念を思うと、胸が締め…

安倍政権のレームダック化でにわかに現実味を帯びる国民民主と維新の急接近

5月25日の記事「黒川検事長辞職で一気に流動化する政界、台風の目は国民民主と維新」では、賭け麻雀による黒川検事長の辞職と、新型コロナを巡る、驚くほどの安倍政権の稚拙さが相まって、いよいよ永田町に政局の風が吹きそうだという見立てを書いた。 この…

火事場泥棒は持続化給付金の事務事業にも巣食う

緊急事態に政府をカモにする企業 緊急事態に乗じて一儲けしようとする者はいつの時代にも存在する。 アベノマスクの調達に関わり何やら良からぬ動きがあり、これまで公共調達に応じたこともないような企業が政府と契約していたことは既に報じたとおりである…

公的制度に対する国民の信頼を毀損した安倍政権の罪は重い

スキャンダルによる東京高検検事長の異例の辞職 賭け麻雀を報じられ、それを認めざるを得なかった黒川弘務東京高検検事長が辞職した。 www.jiji.com 検察庁法に則れば、本年2月に定年退職となるはずだった黒川検事長。安倍政権は明らかに違法と言えるやり方…

黒川検事長辞職で一気に流動化する政界、多風の目は国民民主と維新

書かなければならないことが多く、どこから筆を始めるか、悩んだ。ひとまず、結論から言っておこう。黒川検事長の賭け麻雀による辞職、および訓告という軽い処分の結末は、今後、永田町を大きく揺るがし、場合によっては政界再編にまでつながるかもしれない…

新型コロナがトリガーで現実味を増す道州制

今回の一連の新型コロナで安倍政権の凋落傾向が著しい。もともと低空飛行ではあったが、NHKの世論調査によると年初に44%あった政権支持率は4月14日現在で39%。もうまもなく、5月集計の政権支持率も発表されるころだが、アベノマスクの失敗をはじめ、検察官定…

先行する野党によるコロナ支援策の提案

コロナ困窮学生支援法案を提出 5月11日に、野党共同会派と日本共産党は議員立法「新型コロナウイルス感染症等の影響に対応するための学生等に関する特別措置法案」(コロナ困窮学生支援法案)を衆議院に提出した。 cdp-japan.jp www.dpfp.or.jp (法案の詳細な…

政策で政府を動かす国民民主党、新型コロナで存在感を増す

永田町で国民民主党がその存在感を日増しに強めている。同党は結党以来、玉木代表が「政局ではなく、政策で政権と対峙する」をモットーに活動してきたが、政局でしか永田町を捉えられないメディアに阻まれて、国民民主党の存在感は有権者には薄かった。テレ…

新型コロナウイルス感染症の裏側で蠢く外国の影

日本の領海へ中国公船が侵入 中国海警局の船2隻が尖閣諸島沖で日本の領海に侵入したというニュースが報じられた。 www.jiji.com 連日、新型コロナウイルス感染症に関するニュースが大きく報じられている現状では、この中国公船の領海侵入は小さく報じられた…

アベノマスクにうごめく火事場泥棒

火事場泥棒、現れる? 火事場泥棒 火事場のどさくさに紛れて盗みを働く者。火事どろ。 ごたごたにつけこんで不正な利益を得ること。また、その人。火事どろ。 (デジタル大辞林より引用) 新型コロナウイルス感染症の感染拡大という非常事態につけこんで不正な…